鉄板の特徴
Feature
Feature01
※写真はイメージです
金属製品の約90%が鉄
鉄は地球の重さの3分の1をしめるほど大量に存在し、鉄鉱石を還元し、鉄を取り出すことも比較的容易なため、「産業の米」と呼ばれるほど人々の生活に欠かせない材料です。
Feature02
※写真はイメージです
加工性が◎
高温あるいは常温で鍛造や引抜き、圧延など様々な加工が可能です。また、焼入れや焼戻しなどの熱処理を施すことにより、機械的性質はさらに広範囲に変わり、とても便利な材料を得ることができます。
Feature03
※写真はイメージです
赤錆びには注意
鉄の表面には赤錆びと呼ばれる錆が非常に生じやすい材質です。空気中に触れるだけでも鉄が酸化鉄になり、錆を生じます。赤さびは長い間そのままにしておくと鉄の内部まで錆びていき強度も弱まります。この錆を防ぐためにメッキ処理や塗装処理が施されることが多いです。なお当社の製品には、錆びにくい表面加工を施した鋼材を用いています。
鉄板の種類
Type
一般的に私たちの身の回りで利用され鉄と呼ばれているものは炭素を含む炭素鋼であり、
純度の高い鉄は非常に生産が難しく、特別の用途でしか利用されていません。
この炭素鋼は炭素の含有量を変えることによって、引張り強さや硬さ、伸びなどの特性を
変化させて、様々な利用の目的に合わせることができます。
SS400 | 一般構造用圧延鋼板(SS材)の一種です。SSとはSteel Structureの頭文字から取っており、SSの後に続く400という数字は引張り強さの最小保証値(N/mm^2)を示しています。化学物質の規定はほとんどなく、引っ張り強さが400~510N/mm^2が保証されていれば成分は自由になっています。 |
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SPCC | 冷間圧延鋼板の一種であり、最もポピュラーな鉄素材とも言えます。冷間圧延鋼板はSPHC(熱間圧延鋼板)を常温下で冷間圧延した薄板になります。別名としてミガキ鋼板、冷圧材、コールドなどがあります。 |
S45C | S45Cは機械構造用炭素鋼の一種であり、その中でも最もポピュラーな材料です。S45CのSはSteel(鋼材)、CはCarbon(炭素)の頭文字から取っており、SとCの間にある45という数字は炭素含有量区分(炭素含有量(%)の100倍の数字)を示します。つまり、S45Cは炭素を0.45%前後含んでいることを表しています。炭素の含有量は材料の硬度に寄与します。炭素含有量が多いほど材料の硬度は高くなります。 |
SPHC (熱間圧延鋼板) |
SPHCとは、「Steel Plate Hot Commercial」の略で一般的な熱間圧延鋼板のことです。一般的なSPHCの板厚は、1.2〜14mmとなります。熱によって圧延するため、表面に酸化した黒い膜がついています。これを業界では黒皮(くろかわ)と呼んでいます。 |
SECC (電気亜鉛 メッキ鋼板) |
SECCとは、「Steel Electrolytic Cold Commercial」の略で、電気亜鉛メッキを施した鋼板のことです。一般的な板厚は、0.4mm〜3.2mm程度です。SECCは、厚みがないため、板金やプレス加工などに使用されます。 |
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